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癌検査<その2>

P1010994.JPG診察台は歯医者さんにそれに似ていて、肘当ても頭置きも付いている、後になってその訳がよーく分かるのだが・・・
医者は問診表を見ながら「どうしましたか?」と聞く。
「はい、ちょっと喉に違和感があろまして・・最近お友達が咽頭浮腫で入院したり、父は喉頭癌が始まりで亡くなったものですから・・この際」と言いかけた。
「要するに、癌があるか検査して欲しいんですね、ではさっそくやりましょう」
と言うが早いか、医者は手に何かの器具を持っていた。
鼻に麻酔(たぶん)を吹きかけられる。
「いいですか、椅子に深く腰掛け背中を丸めて顎を突き出して下さい、そうそう上手です、ちょっと痛いかも知れませんが我慢してぇ」
これもたぶんだが、鼻から入れる胃カメラがすーと挿入される。
(やっぱり鼻からのカメラは楽ちんだ)と思う間もなくそれは喉に至る。

私は奥歯を磨くだけでゲーとなる体質だ、だから胃カメラは絶対駄目と思っていた。
鼻からだから安心していたのに、なのに、なのに、ここから私の苦しみが始まったのである。

ちょっと動く度にゲー、上下にゲー、左右でゲー、
「動かないで!」
無理じゃ無理じゃ、涙は滝の様に流れ、手は宙をさまよう。
「何も見つかりませんよ!よくこういう患者さん、よく来るんですよねー」、
(おまえもその一人じゃ)と言わんばかりに
「今度は触診します」
カメラを抜いて脱力中、顔中涙の私に追い打ちを掛けるような冷酷な声が響く、パリパリとゴム手袋をはめる音がする。

「いいですか、頭をしっかりつけていて下さい」
医者の手が舌をさわる、
「いいですか、これから一番苦しい所を検査しますからしっかり我慢して下さい」
2本の指は喉の奥まで届き(いっぱいゲー、ゲーさせてあげるもんね)と左右に動く。
我慢などできるか!、私はついに医者の手をつかんで、本当に脱力してしまったのである。

「なにも無いですよ、タバコ減らして下さい、止めるのが一番ですがね」
「それがなかなか、止められないんですよねー」と私
「ま、それは本人の自由ですが、本当にタバコは癌になりますよ!(語尾が強い)」
と(馬鹿女に言うだけ無駄じゃ、という風に)怒られた、脱力中の私は「先生、つ・め・た・い」と言い返すしかなかった。

と言うわけで、取りあえず心配事は一つパス、
これからは仕事頑張りまーす。

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コメント 3

ごんた

笑ってしまいましたよ。アッコさん文才があるよね。
まあこれも何も無かったからだけどね。
by ごんた (2008-07-04 21:32) 

paula

何事もなく良かったです。

胃カメラ・・地獄の胃カメラ
ゲーゲーのし過ぎで、(医者が言った)十二指腸から出血したほど苦しかった。
検査室から出た私の顔は泣きはらしてボンボンに腫れた目。
待合室の皆さんの注目を集めました。

鼻からカメラ・・・指で喉の奥・・・
考えただけでもゲー。
by paula (2008-07-05 09:01) 

akko

皆様、ありがとう。
今でも想像すると吐きそうになります・・

薬も飲んでいますが喉の(何か引っかかった)感は直りません
by akko (2008-07-07 11:48) 

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